骨を再生する?!
歯周病にかかると歯を支えている骨が吸収して段々と歯が動いていきます。その失われた骨を再生する事を可能にしたのが今回ご紹介するエムドゲイン法です。
従来型の歯周病治療は歯石・懐死セメント質などの炎症の原因物質を除去し、治癒を促すものでしたが、歯周組織の再生までは困難でした。
エムドゲイン法とは?
予防先進国であるスウェーデンで開発されたエムドゲインと言う物質を歯周外科の治療後を塗布することにより、破壊されたセメント質などの再生をはかる歯槽骨の再生療法です。世界40カ国以上で使用されており、莫大な数の論文が世界中で発表されています。(日本では健康保険診療の適応にはなっていません。)
歯周外科手術の際にエムドゲインを塗布することにより、初めて歯が生えたときと同じような強固な付着機能をもつ歯周再生を促し、歯の発生過程に似た環境を再現します。
誰にでもできるの?
どんな歯周病にも使えるというものではありません。
部分的に骨が吸収してしまった場合しか効果は無く、歯の周囲360度の骨が水平的に下がってしまったような場合の骨を再生させることはできないということです。また、使う前の準備として基本的な歯周病の治療が一通り終わっている必要があります。つまり歯ブラシがしっかり使えるようになっていることと、歯石の除去等が終了していることです。なので歯ブラシの使い方が悪い場合やきっちりとした歯周病の治療ができていないとこのエムドゲインを使っても意味がありません。
実際の使用方法
A:歯ぐきを切開
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B:歯の根っこを徹底的に掃除
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C:酸処理
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D:エムドゲインを塗布
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E:緊密に縫合
術後のケア
1ヶ月くらいは歯間ブラシやデンタルフロスでつつくようなことはしてはいけません。そーっとしておくことが重要です。周囲を磨くことはかまいませんが、エムドゲインを塗布したところはつつかないようにします。
最後に・・・
歯周病は慢性病なのでエムドゲインを使って骨を再生させても、その骨を溶かす細菌が増えだす環境ですと、意味がなくなってしまいますのでポケット内の清掃は一生涯必要です。定期的な検診をオススメします。
ご質問等は、担当医または衛生士等にお気軽にお尋ね下さい。
